そもそも悪徳業者は、最終的に私たちに高額の商品を買わせることが目的なのですから、相当しつこく粘ってきます。その上、口が巧くて達者ときていますから、少しでも迷った顔を見せたら、たちどころに弱みを突いてきます。

怪しいと感じたら、毅然とした態度を取りましょう。身分を名乗らないような突然の訪問者がきたのなら、決して扉を開けてはいけません。インターホンがあるなら、「結構です!」 と、その場できっぱりと断ってしまいましょう。そうです、この最初の段階で、毅然とした態度を取るのが一番大事なことです。

キャッチセールスでも、最初にきっぱりと断ってしまうことが肝心です。少しでも関心を示したなら、どんどん話しに引き込まれてしまいます。立ち止まらないことも大切です。信号待ちなどで話かけてくることもありますから、「結構です!」 と言って無視するか、その場から立ち去りましょう。悪徳業者は話を引き伸ばそうと、あの手この手を使ってきます。その話にも乗ってはいけません。自分のことや家族のこと、自宅のことについて話すのなんてもってのほかです。話が終わらないように、彼らはどんどんそこを突いてきます。自分の情報を相手に漏らさないことが大切です。「お帰りください!」 の一言で、会話を切ってしまいましょう。

販売員の外見や話し方にも注意を払いましょう。決して彼らの言うことを鵜呑みにしてはいけません。作業員を装ったり、会社名などもわざと勘違いしやすいようなものを使ってきたりします。先入観を持ってしまうのが一番危険なんです。

万が一、悪徳業者に家の中に入られたとしても、決してその場で印鑑を押したり、商品を購入したりしてはいけません。たとえわずかな金額に思えても、財布の口を開けてしまうのは厳禁です。二次災害、三次災害と、被害が広がってしまうかもしれないからです。

それではここで、悪徳業者がしらけて帰りやすくなるような問答集を幾つか上げておきます。どうぞ参考にしてください。


■訪問販売なら、

・「決して買いません。お帰りください!」 何を言われても、静かにそう繰り返す。
・「お互いに時間の無駄だと思います。何を言われても、買いませんよ」
・「お話は全て聞かせてもらいました。もう何も聞くことはありません。お引取りください」
・「主人 (あるいは家の者) に相談しないと、何一つ買えません」


■路上でのキャッチセールスなら、

・「今から仕事 (あるいは学校) なんで、時間がありません」

などなど。肝心なのは、うなずいたり、反論したりすることなく、無反応に同じセリフを繰り返すことです。会話が続かないことを業者は一番嫌うからです。

もし被害にあってしまったとしても、クーリングオフで解約することができます。一人で悩まず、誰かに相談してください。解決策は必ずあります。しかし、まずは、私たちの普段の心がけを確かめましょう。「決して買わない」 という意思表示、そして固い決意がなによりも大切なのです。



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